はてなブログ、はじめました。
こんにちは。うにこです。
今朝ブログを開いてみたら結構コメントが集まっていて驚きました。
ありがとうございます。
いろんな人の意見を聞けるのはとても面白いですね。
あれやこれや考えていくうちに、より自分の考えが纏まっていく気がします。
共感できるコメントが数多くあって光栄の至り。
読書に対する概念のそれぞれの固執が見えてたいへん興味深かったです。
コメント欄を読んでいて思ったことは、
読書なんて誰しもがしていることで、だから何が悪いも何が良いもどんな考えが正しいも全く無い。
けれど、誰しもがしてるからこそ、各それぞれが読書というものへの概念の固執を持っている。己の概念だからこそ、他人には否定させ得ない。
それだけ本は現代人の生活の一部なのでしょう。
あんな記事にこれだけ反応が見られるくらいなのに、活字離れなんて本当に起きているのだろうか。
読書なんて当たり前だろ、っていうコメントも決して少なくなくあったのにな。
とりあえず、いろんな人の本やら読書やらに関する考えがきけて
非常に楽しませてもらったうにこでした。
ファッションとして読書好きアピールする系女子について。
みなさんこんにちは。しがない女子大学生のうにこです。
ふと気がついたら師走の冷たい風が身にしみる季節になっていて
1年の早さに驚愕しております。
さて、”読書の秋”もあっという間に過ぎ去った今日ですが
うにこは今日も今日とて本の虫です。
最近読んだ本は、三浦しをんさんの「光」。
彼女はわたしのお気に入りの作家さんのひとりで、
「舟を編む」「まほろ駅前多田便利軒」などの著は映画化もされています。
彼女の作品は舞台設定が秀逸で、
辞書製作会社の熱い闘いや、街の便利屋さんの日常、
陸上部のない大学が駅伝を目指す青春ストーリーなど
予測できないオリジナリティ溢れる設定に毎回唸らされます。
そして作中の登場人物たちの独特の”人間らしさ”と、絶妙な人間関係の描かれ方は
本当にクセになります。
ちなみに、「光」は暴力をテーマにした少しダークな小説でした。
彼女のすばらしさは大賞を飛ばす一方で、
人間の愛についてここまで忠実に描き出せるところだとおもいます。
愛は決して綺麗なものだけではなくて、たとえばそこに嫉妬も憎悪も支配も矛盾も醜いものだって含まれる。
相手を求める方法もひとりひとりちがって、心であったり身体であったり相手の未来であったり相手の全てを奪うことであったり。
いびつで醜いものを抱え、たとえ相手を食い潰す求め方であろうとも、それでもそれは愛である。
彼女の愛に対する価値観は非常に寛容だとおもいます。
名作の「舟を編む」や「まほろ駅前多田便利軒 」、「風が強く吹いている 」などももちろん最高の作品ですし、
彼女の作品が気に入った方には「きみはポラリス 」や「光」、「木暮荘物語」を是非読んでいただきたいです。そしてあわよくば感想等をいっしょにお話したいです(笑)
ちなみに、就活する大学生には「格闘する者に○ 」なんかもおすすめです。
わたしのこっそりお気に入りの一冊です。
さてはて、愛書家の方々には到底及ばないものの、
うっかり本を愛してしまっている寂しい引きこもり女学生のうにこなので
基本的にお友達と本のお話をすることがとっても嬉しいです。
本をおすすめするのもおすすめされるのも大好き。
その人が読んだ本の感想を話してくれるのを聞くのも大好き。
なのですが、
最近面白い系統の人たちを発見しました。
名づけて、「”読書好き”ファッション系女子」。
一切のセンスを感じられないネーミングの通り、”「趣味は読書です~(はーと)」をファッション感覚で身にまとっている女子たち”でございます。
たとえば村上○樹ファッション野郎が流行ったりもしましたよね。
それの上を行くのが、この読書好きファッション女子です。
彼女たちの動向としては、
・SNSに読んだ本、読む本の写真をUP。
・しかし感想を載せるわけではない
・「今からこの本読む~(*^^*)」→That's it.
・たくさん本を読んでることをとにかくアピール
・「今月本買いすぎちゃってやばい;;3冊も買っちゃった;;」
・本好きなんだね!とうのレスポンスに異常に喰いつく
・スタバ×フラペチーノ×本 加工写真の方程式
といったところでしょうか。
おそらく彼女たちは「本好きなわたしが好き」なのでしょう。
ただ、それが悪いことであるとはおもわないです。
たとえば趣味がおしゃれです、という子だっているし、おしゃれしている自分が好きなのは結構女の子共通だったりするしね。
一方で、逆を言えば「趣味が読書である」ことに対して
わたしが何のステータスも感じていなかったために、
読書好きファッション系女子たちにふと目が向かったのだとおもいます。
ある一定の層には、「本が好き」であることが「知的である」「教養がある」といったイメージがあるのだろうか。
たしかに可愛くてほわんとした女の子が、実は知的で教養のある女の子でした!ってなったらグッとくる。
ただね、わたしはおもうのです。
本が好きなわたしが好き、から少しでも多くの子が本を読むということの
本当の素晴らしさに気づいてほしいな。
知的に見えるだとか教養があるように見えるだとか、
そういう外面的作用もあるのかもしれない。
けれど、本を読むって、自分の世界を広げること、だとおもう。
小説だったら他人の人生に触れられるし、
新書だったらだれかの主張と照らし合わせて自分の思考を深められるし、
ビジネス書だったら違う人の生活・思考を吸収できるし、
本を読むことほど、違う人の人生を深く享受できるものはないのではないだろうか。
このあいだ、はてなで正直言って本を読まない人はいらないという記事が取り上げられていたけれど、
どうやら本を読むということはわたしが思っていた以上に
人生においてプラスの意味を持つらしい。
だから、読書好きファッション女子たちよ、
受け狙いで名前なんて付けてしまってごめんね。
もしかしたら彼女たちの持つ、”読書のファッション作用”によって、
最初はかっこいいと思ってはじめた読書が人生を変えた、
なーんてことが起こるのが増えるかもしれない。
そうなったらそれはそれでアリな社会現象よね。
先ほどのエントリーでも取り上げられていた通り、
読書は必要条件、という人もいるくらいだ。
逆を言えば、本は人生の武器になる。豊かさになる。
大学生らしいことを言ってみると、
グローバル社会に放り込まれようとしているわたしたちが、
若者の活字離れを社会現象化させている場合ではないのだ。
みんな、読書しようぜ。
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